普洱茶生茶 包麦地 古樹 2014年 20g(餅茶崩し)
勐庫鎮 包麦地で2014年に作られた普洱茶の生茶を崩したものです。
豊潤な香りがワインを思わせ。コクのある味わいが特徴の普洱茶の生茶です。
※写真は餅茶ですが、こちらを崩したお茶を袋詰めしたものになります。
【お茶の説明】
2014年に作られた包麦地の普洱茶の生茶です。
農家さんの私蔵のお茶ですが、非常に美味しかったので無理を言って少量分けて頂いてきました。
私蔵品のため通常の普洱茶の紙に印刷されている文面がありません。
このお茶は香りがとても豊かで、果物とほのかなスパイスの香りが相まってワインを連想させます。
味わいはコクが強くしっかりとした味わいで、甘み・苦み・渋みも強めの印象ですがバランスが良く嫌みな感じはありません。また回甘、飲んだ後に口の中に甘さが戻ってくる感じがとても強いです。
甘い香り・味わいともに長く続き、充実したお茶の時間を提供してくれることは間違いありません。
※ まれにではございますが、餅茶の中に竹、稲穂などの異物が混入している場合がございます(完全手作業による製造工程のため)。品質には影響ございませんが、ご了承いただける方のみお求めいただきますようお願い致します。
【茶産地の情報】
勐庫鎮は普洱茶の産地の一つで、雲南省でも西の方に位置します。勐庫鎮の市街地でも既に海抜1000mを越えており、全体的に高山地帯に位置しています。
茶畑自体は、メコン川(瀾滄江)に流れ込む支流の一つ勐庫河で削られた山の斜面に作られています。斜面自体はかなり急で、茶摘みは慣れている人でないとできない危険な仕事です。
包麦地は、勐庫鎮から勐庫河を上流の方に向かってかなり奥まで行った場所にあります。
有名な産地、冰島の少し手前ですが、お茶の品質では冰島と十分に張り合えるレベルでしょう。
【普洱茶 生茶とは】
普洱茶には生茶と熟茶が有り、どちらも晒青緑茶を原料として作られます(晒青緑茶については当店の晒青緑茶商品のページをご参照ください)。
生茶と熟茶の違いは、微生物による発酵工程の有無です。
生茶:微生物による発酵工程【無し】
熟茶:微生物による発酵工程【有り】
生茶は伝統的な作り方で、晒青緑茶を蒸気で柔らかくした後に固めて円盤形、直方体、茸型などにします。
熟茶と違って晒青緑茶から大きな変化はせず、普洱茶 生茶も晒青緑茶も似たような方向性の香り、味わいとなります。
晒青緑茶との大きな違いは形状で、固めることで輸送・保管がとてもしやすくなります。また固めることにより空気に触れる部分が少なくなることで比較的熟成がゆっくり進みます。
【おすすめの淹れ方】
1)5~8gに対し、100℃の熱湯150cc程度を注ぎ、1煎目は数十秒程度で捨てます。
2) 2煎目以降もお湯は95~100℃の熱湯150cc程度で、30~60秒くらいでお好みの濃さに調節して淹れてください。
3) 10煎くらいはお楽しみいただけます。味わい、香りの変化を楽しんでください。