2025/12/10 13:37

Tea Happiness には、イベントやオンラインを通じて、中国茶を楽しまれたお客様からの声が少しずつ届きはじめています。ここでは、その中からいくつかのレビューをご紹介しながら、それぞれの茶葉がどのように受け止められたのかを、評価の数字とともに静かにたどっていきます。

 雲南紅茶 中国紅 2023年秋  

イベントで出会った、果実香の紅茶

JAPAN Tea Expo の会場で「雲南紅茶 中国紅 2023年秋」をお選びいただいたお客様の声です。

レビュー
- 購入場所:イベント(JAPAN Tea Expo)
- 茶の種類:紅茶(雲南紅茶)
- 香りのほどよさ・好み:4 / 5
- 味・口当たり・余韻:4 / 5
- 価格への納得感:4 / 5
- 全体的な満足度:5段階評価で「大変満足」
- また購入したいか:はい

コメント欄には、「フルーツの香りがしました」という印象的な一言が添えられていました。  
渋みが前面に出すぎることなく、果実を思わせる香りがふわりと立ち上る一杯として受け止められているようです。香り・味・価格のすべてが「4」という評価にそろっていることは、日々の中で無理なく楽しめる、バランスのよい紅茶であることを静かに物語っています。

雲南紅茶 中国紅 2023年秋に関するQ&A
Q. 雲南省のどの辺りで作られているのですか?  
A. 中国の雲南省臨滄市臨翔区で作られています。中国紅自体は臨滄市の他の産地でも作られており、近年は雲南紅茶の中でも高級茶に位置づけられています。

Q. 中国紅とはどんな紅茶ですか?  
A. 雲南省で作られ始めた、比較的新しい製法の紅茶です。工程に秘密があり、今までの経典の滇紅(マニュアル化されている雲南省の紅茶)とは違い、華やかな香りが特徴です。

対象商品


白茶・豆腐寨  

白茶のイメージを変えた一杯

白茶「豆腐寨」に寄せられたレビューは、とても印象深いものでした。

レビュー
- 購入場所:イベント
- 茶の種類:白茶
- 香りのほどよさ・好み:5 / 5
- 味・口当たり・余韻:5 / 5
- 価格への納得感:5 / 5
- 全体的な満足度:5段階評価で「大変満足」
- また購入したいか:はい

詳細なコメントでは、「白茶って、こんなに風味豊かで甘いのか」という驚きとともに、その体験が丁寧な言葉で綴られていました。  
口に含んだ瞬間の軽やかさ、喉まで引っかかりなくすべり込んでいく感覚、バニラを思わせる香りと甘さ、そしてすっと消えていく余韻。その一つひとつが、香り・味・価格のすべてに「5」という評価となって表れています。

何煎も楽しめる持続性や、煎ごとに変わる表情も印象に残ったようで、「淹れ方にあまり自信がない」という方でも十分においしく楽しめた、という点は、茶葉そのものの力をよく示しています。  
一杯のお茶によって、白茶に対するイメージが静かに更新されていく、その瞬間が伝わってくるレビューでした。

豆腐寨(白茶)に関するQ&A
Q. 豆腐寨のとはなんですか?豆腐の味がする?
A. 豆腐寨は、雲南省臨滄市双江ラフ族ワ族プーラン族タイ族自治県勐庫鎮にある村の名前です。"寨"は山の上の小さな集落を指します。お隣に小戸賽、大戸賽があり、元は中戸寨だったものが訛って豆腐寨になったそうです。標高1,400-1,600mで近隣の村々に比べそんなに古い樹は多くありませんが、コストパフォーマンスの良いお茶を作っています。

Q. 雲南の白茶はどうやって作られる?
A. 福建省の白茶と大きく違うのは品種です。福建省の白茶は福鼎大白茶などの中国種(Camellia sinensis var. sinensis)で作られますが、雲南省の白茶はほとんどアッサム種(Camellia sinensis var. assamica)の雲南大葉種で作られます。勐庫鎮の場合は雲南大葉種の中の勐庫大葉種という花や果物の香りが特徴の品種が主流です。
また、雲南省では炭焙乾燥や機械乾燥を行わず自然乾燥のみで作られる事が多いです。

対象商品

鳳凰単叢・油茶葉 

厚みのある余韻との距離感

鳳凰単叢の一種である「油茶葉」については、少しニュアンスを含んだ声が寄せられました。

レビュー
- 購入場所:Webサイト・イベント・店舗(複数チャネルでの購入経験)
- 茶の種類:鳳凰単叢
- 香りのほどよさ・好み:4 / 5
- 味・口当たり・余韻:3 / 5
- 価格への納得感:4 / 5
- 全体的な満足度:5段階評価で「満足」
- また購入したいか:わからない

コメントには、「油茶葉には若干重みを感じる」という率直な一言が残されています。  
香りは4点と高めの評価をいただきながら、味や余韻は3点にとどまっていることから、しっかりとしたボディ感や厚みを持つタイプのお茶として受け取られていることがうかがえます。

全体評価は「満足」でありつつ、「また購入したいか」は「わからない」。その組み合わせは、強い違和感や不満ではなく、「もう少し時間をかけて、自分の好みとの距離感を確かめてみたい」という、静かな保留のようにも感じられます。  
鳳凰単叢らしい個性の強さが、好みによって印象を分ける一杯になっているのかもしれません。

油茶葉(鳳凰単叢)に関するQ&A
Q. 油茶葉の名前の由来は?
A. 生葉の表面が油を塗ったようにつやつやしているのが名前の由来です。葉の厚みも他の品種に比べると厚めのように思えます。

Q. 油茶葉の香り、味わいは?
A. 当店の油茶葉は樹齢が老叢(30~50年以上が目安)の域に達しており、産地も大庵という高山(900m以上)で栽培されています。そのため味わいは品種の特徴も有り、より強く出るため重厚さを感じさせます。渋みや苦味はありません。
香りは華やかな香りですが、派手すぎることはなく落ち着いた清らかさを感じる香りです。

対象商品


数字とことばが教えてくれるもの

今回ご紹介したレビューには、それぞれに「香り」「味」「価格」「満足度」といった数値評価が添えられています。  
その数字は、茶葉を選ぶ際のひとつの指標になりますが、実際には、短いコメントや長い感想文のなかにこそ、そのお茶と過ごした時間の輪郭がにじんでいます。

- 点数は、全体の傾向やバランスを示してくれるもの  
- 言葉は、その一杯がどんな記憶として残ったのかを教えてくれるもの  

Tea Happiness では、こうしたお客様の声を大切にしながら、今後の茶葉の選定やラインナップづくりに活かしていきます。  
新しいレビューが加わるたびに、同じお茶でも違った表情が浮かび上がってくるはずです。次にお茶を選ぶとき、どこかでこれらの数字とことばが、そっと背中を押すきっかけになれば幸いです。


あなたの声を、次の一杯へ

Tea Happiness では、Googleフォームを通じて、お客様からのレビューを引き続き募集しています。  
お茶を飲んだときの香りや味わい、印象に残った余韻など、どんな感想でもかまいません。あなたの率直な声が、これから中国茶を手に取る誰かの参考になり、そして私たちの改善のヒントになります。

ご協力いただいた方には、次回のご購入でお使いいただける **5%OFFクーポン** をお贈りしています。  
クーポンは毎月更新されますので、新しいお茶を試すたびにレビューをお寄せいただければ、その都度ご利用いただけます。

▼ レビューフォームはこちら  
レビューを書く

あなたの一杯の記憶を、どうぞお聞かせください。