「第1回 中国茶勉強会 紅茶」に行ってきました | 中国茶専門店 Tea Happiness

2017/10/29 23:49

今日はあいにくの雨ですが、こちらの「第1回 中国茶勉強会 紅茶」に行ってきました。


紅茶と言えば一般的にはインドやスリランカのイギリス式の紅茶が有名ですが、それらとはまた独自の進化を遂げた中国・台湾の紅茶はまた違った魅力があります。
この勉強会では、中国紅茶6種、台湾紅茶3種、ダージリン、ケニアCTC、ウバの全12種が飲み比べられるということで楽しみにしていたのです。

勉強会は、紅茶の製造法や種類の説明、飲み比べ(3種ごと4回)という内容です。

中国紅茶の製造法はある程度知っていましたが、改めて英国式と比較しながら説明されると新たな疑問が出てきて、次回製造所に行ったときに色々と観察・聞き取りしたいと思います。
紅茶の種類については、大きく工夫、小種、分級と分けられますが、特に知らなかったのが分級。これはいわゆるブロークンで、これは中国国内よりもほぼ輸出用とのこと。確かに現地でもティーバッグ以外では見たことが有りません。個人買い付けではまともなものを手に入れるのも難しそうです。

さて楽しみな飲み比べです。
まずは祁門紅茶、正山小種、ラプサンスーチョンの3種。
これは煙いという特徴が共通点でしょうか。
詳しい人は、正山小種もラプサンスーチョンも同じなのに飲み比べるの?と思われるでしょうが、今回は正山小種は燻香控えめな物、ラプサンスーチョンはイギリス向けの燻香きつめな物という区別の仕方です。茶葉も正山小種は元の形が残ったまま、ラプサンスーチョンは細かく刻まれているという違いがあります。
さすがにラプサンスーチョンは香りがきつかったですが、ミルクティーにするとまた違った顔が出るとのこと。試してみたいところです。
祁門、正山小種はかなり上品な煙さ、燻香。そのままで問題なく美味しく飲めました。



次は各地の色々な紅茶ということで、雲南紅茶、九曲紅梅、英徳紅茶。英徳紅茶は今では条形(茶葉がそのまま保たれて加工された細長い形)が主流ですが、今回飲ませていただいたのは昔主流だった紅碎茶(ブロークン)のものとのこと。
九曲紅梅は、龍井茶と生産地がかぶるのですが龍井茶の方が価格が高いために九曲紅梅を作るのは龍井茶を作った後の夏頃の二番芽が多いそうです。しかし今回のはこの勉強会主催のうちの一人森崎さんが独自に仕入れてきた一番芽の良いものとのこと。
英徳紅茶の紅碎茶にしろ九曲紅梅の良いものにしろ、普段は飲めないようなお茶が飲めるのが嬉しいです。
この中では、というより全体を通して個人的に気に入ったのはこの九曲紅梅でした。
花のような香りが際立ち、ほどよい苦みと甘みがとても美味しかったです。


三番手は台湾紅茶三種。紅玉紅茶、高山紅茶、蜜香紅茶。
紅玉は台茶18号で紅茶専用の品種ですが、他は烏龍茶からの転用だったりするとのこと。
蜜香紅茶は東方美人と同じくウンカが噛んだ茶葉から作られる特殊なお茶。これは私の知り合いにもファンが多い紅茶です。
どれも香りが良いのが特徴的でした。



ここまでは中国紅茶。味わいとしては渋みは有っても控えめで、苦みもほどよい物ばかり。ストレートで美味しく飲めました。

最後に来るのはダージリン(インド)、ケニアCTC、ウバ(スリランカ)です。
ケニアとウバはちゃんと飲むのは初体験ですかね。
ダージリンはお茶会で友人に色々と飲ませていただいたので経験あります。
まずはダージリンからですが、香りも良くそのまま飲んでも美味しい。今までの中国・台湾紅茶に比べると少し渋みが強いですがそれでも美味しい範囲。
次がウバ。茶葉はかなり細かく刻まれてます。どれどれ…しっぶ!こんな渋くて苦い紅茶は初めてです。先生曰わく、そのまま飲まずにミルクティーにすると美味しくなるとのこと。なるほど納得。慣れてる人は少し薄めでストレートで行くとか。
ケニアCTCは茶葉が粒状で面白い形です。味わいは濃いめですが、ウバに比べると渋みは問題ないレベルです。


全12種飲み比べましたが、品種、産地、作り方で同じ紅茶という括りでも全く違う香り、味わいが楽しめました。もちろん楽しんだだけではなく非常に勉強になりました。
この勉強会、シリーズかとのことで次回は烏龍茶を2018年1月に予定しているとのことでした。
烏龍茶の国家標準のセミナーの後なので、これまた色々と勉強になりそうで楽しみです。