単叢のお茶の濃さと淹れ方 | 中国茶専門店 Tea Happiness

2017/11/27 23:34

とあるところで「鳳凰単叢は中国人が淹れると濃い」というお話を頂戴いたしました。
なるほど、そのように感じる方もいらっしゃるのですね。
当店のお茶は単叢に限りませんが私が中国で直に仕入れてくるので、その場で中国人の店主さんやたまたま店にいた店主の知人などに淹れていただき試飲します。
経験的にはそんなに豊富ではないですが、今までに濃すぎてまずいとまでは感じたことはありません。
(茶葉自体のせいで美味しくなかったり渋すぎたりするのはまた別)

現地はどんな淹れ方なの?というと、どこで淹れてもらっても大体同じですが、小さめの蓋碗からはみ出るか出ないかの量の茶葉を使い、きっちり洗茶してから淹れます。
蓋碗の大きさは、かなり小さい茶杯に4~5杯分入る程度のものです。潮州式で淹れると茶杯3つにこぼしながら淹れます。
これだと茶葉の量と湯の量が「分からん、全然分からん」となるので、ちゃんと書くと、

・茶葉の量は6g~8g程度。
・蓋碗は縁までギリギリ注いで100cc程度。
・湯温は100℃。
・洗茶の時は蓋碗からあふれるくらいお湯を注いで泡、細かい茶葉を流す。そのままだと蓋碗が持てないので、蓋で碗を傾けて持てるくらいの湯量までこぼして、その後普通に持ってお湯を捨てる。
・次からは適量のお湯(50cc~60cc程度)を注いで、1~3煎目くらいはほとんど待たずにさっと淹れる。
・煎が進めば待つ時間は多少長めにする。

となります。
茶葉量と湯量を見ると、西洋式紅茶の淹れ方に慣れた人から見たらなかなかに狂った分量比に見えます。
分量だけ見たら「中国人が淹れると濃い」というのもうなずけるものです。
しかし茶葉が湯に浸る時間をごく短くすることで濃度を調整していますので、実際はそこまで濃くなりません。
この淹れ方で渋みが強いのであれば、鳳凰単叢の低山や嶺頭のもので、夏に近い時期のものかもしれないですね。
高山のものは比較的渋みは抑えめで、苦みもそれほどきつくはありません(単叢は苦みも特徴なのでどうしても他のお茶に比べると苦みは強くなりがち)。

上に書いた淹れ方がベストとは言いませんが、私はだいたいこの淹れ方です。
twitterで聞いてみましたが、これで知人に淹れてもやはり少し濃いと感じる人もいるようです。
みなさんも、茶葉量、湯量、浸出時間を変えて、自分のベストを探してみてください。
好みの淹れ方が見つかったら是非私にも教えてください!私も試してみます!