2018/05/30 20:18

単叢を飲んだことが無い方やそんなに飲んだことが無い方からよく言われるのは「飲んでみたいけど、どれが美味しいの?」ということです。
もう自分が好きな単叢がわかっている方はこれ以降は読まなくても大丈夫です。

色々試飲できる機会があれば、好みの香り・味を探すことができますが、そうそうそのような機会は転がっていません。
「おまえが試飲会開け」と言うご意見はごもっともですが、開いたとしても遠いところの方は参加できないので、やはり文章での情報があると便利でしょう。
試飲会については検討します…。

さて、単叢はどんなお茶かと言うと、烏龍茶の一種です。
日本で一番有名なペットボトルの烏龍茶と同じ仲間ですが、実際に飲んで頂くと「本当に同じ烏龍茶なのか?」となること請け合いです。
特に大きく違うのは香り。香りこそが単叢の一番重要なポイントなのです。

その香りですが、単叢では「香型」という香りでの分類が主流です。品種が違えど似たような香りであれば、同じ香型に分類されます。
今のところは大きく10種の香型に分類され、十大香型と呼ばれます。
いきなり10個言われても訳がわからなくなると思いますので、今回はそのうち3個だけ紹介します。

・黄梔香 - 主に果物のような甘い香りがする香型です。単叢の中では一番種類が多い香型です。
・芝蘭香 - 花のような香りがする香型です。
・蜜蘭香 - 甘い香りが主の香型です。糖蜜、蜂蜜、芋の香りに例えられます。

大きく果物、花、蜜と分かれますが、
果物が好きなら黄梔香
すっきりした感じの香りが好きなら芝蘭香
キャラメルや焼き芋が好きなら蜜蘭香
と言った選び方はどうでしょうか。

飲んでみたい香型が決まったら次はお値段です。
だいたい高い方が良いのですが、はじめに良すぎるのを飲んでしまうと「いくらお金があっても足りない!」となりかねないのでお財布と相談してください。
あまり安いものだと香りの特徴が感じられないかもしれません。
おすすめは20g1000円以上です。

そもそも烏龍茶なのに、果物だの花の香りがするのか?と思われるかもしれませんが事実するのです!
是非ともお試しください。